ジャンクの山の中に埋もれていたCB無線機。その名も「GORILLA」である。120CH機でマイクアンプ「PUNCH」を有し、終段に2SC1969をプシュプルで使用している。よって20W機と言われているようだ。話によれば40Wくらい出てしまうそうだが・・それって・・w まぁ歪もうが何をしようが関係ないのだろう。それ故に「違法」のレッテルを貼られてしまうわけだ。
現在のところPLL機であってもTSS認定を得られるようだ。もちろんCB帯での送信ができないという強調すべき点はある。また、年々そのあたりも担当者も賢くなったのだろうか、厳しくなったとも言われている。安易な改造機申請がその現状を生んだともいえるが、そもそも下火でも何とか天下り業界を維持できる一旦を担っているアマチュア無線を大事にせなあかんぜよ!って言ってみる。MCAも下火だから当然実入りも減っているわけだし・・・
ちなみにアマチュア無線ってどちらかというとモシモシというよりもマニアな人がいじるの好きで壊しまくるって世界だと思うのだが・・最近では免許も買える(講習で寝ていると駄目だそうだ)し、無線機もセットで幾らでも買える。そしてその日からエセでも本物でも一応運用できる。本来、追加申請などを行う必要があるわけだが・・まぁ業界の了解ってことでw
にしてもあの高いダンプの上からハイパワーやめてくれぇぇ・・飛びすぎだろうに。(V/UHFの話ね)
話を本題に戻して・・と。このGORILLAは上のRANGERと兄弟である。この他にもVOICEだの確か777もそうだったと思うのだが、基本回路は同じようなもの。RANGERは元々28.00MHzから始まる水晶が装着されている。しかし、昨今流行の運用スタイルでは10kHzセパレートが5Hzのずれを生むわけだ。コンデンサーで発振周波数の補正をすればある程度近似値までは収まるが、結局作り変えが簡単である。(アマチュア無線本来で言えば、多分、28.300MHzとかの運用が慣わしでは正しいと思う。SSBの場合であっても確かに最後0でCQを出している。つまり今の流行がちょっと純粋なDX'erからすれば受け入れづらい現状ってやつなんだろう。確かに去年、300MHzでCQな人居たしw)
あっ、このGORILLA、なぜか5Wしかでない。まぁ1969が1発逝っているんでしょうね。安いTRですから幾らでも交換できますし。個人的には仲間もそうだが、2SC1307派です。手持ちももう残りわずか・・悲しい^^;
ちなみにGORILLAにはクラブCH設定ってのがあってA/Bの2個登録可能。これでメイン一発、ラグチュー一発みたいな運用ができちゃうんですよね。設定資料はOTKさんのリンクにありますね^^;
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そういえばGORILLAって受信時でもTRのバイアスかかり過ぎですげぇ~発熱するらしいじゃないですか。確かにRANGERは目玉焼きできる?みたいな熱さになります。送信時は終段TRの発熱も多いし、このTRも発熱するのでケース全体が熱くなりますけど、単に受信機にしても熱くなるのは困ります。
千葉ホビーではこのあたりを改良する改造を請け負っていると書かれてます。しかし・・なぜかこのGORILLAは熱くならないんですよwwww いやまじで・・熱くないんです。水晶刻印からすると1996年品みたいですが。何か回路が違うのかそれとも壊れているのか。まぁどちらにしても熱くないのはよいことです。
そうだ・・もしかすると内蔵SPの線が外してあるのが熱くならない要因?確かにオーディオ系ですからね。出口に消化する部分があれば当然電流流れますし。このあたりは不明ですが、違いといえばこれだけです。
どにもかくにもGORILLA。欲しかったんですよねw まさかジャンクの山の中にこんな程度のよいのが眠っていたとは・・お宝万歳ですぅ ヽ(´・ω・`)ノ
PS.水晶はRANGERのものをとりあえず直付けしました。あぁ・・足が・・w ソケット手持ちなかったし・・まぁいいわ
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