先日落札したゴミの山に埋もれるELcomのプリアンプの改造モデルとも言われる20Wブースター機能付の箱。実験していたらコンデンサーが燃え、煙もくもく・・ってことで終わってましたが、今回はこれを簡単に修理してみようというもの。
部品関係を黒の塗料スプレーで隠す技は当時、無線機屋で簡単に直されては困るからだと思います。この手の修理は非常に美味しい。部品を全部交換しても原価はたかが知れてます。それを1万からは修理費を稼げるのですから・・
今回はまずは壊れたというか焼けた部品を取り除きます。そしてヤニ取りを使って基板をお掃除すると・・・
とまぁ写真のように部品を外しちゃいます。で、TRの印刷を見ると、MRF842と書いてあります。まぁ見るまでもないのですが・・・
しかしこのような高周波であり、高出力のブースターに使われている部品は・・・
上側が多分、ディップマイカコンデンサーでしょう。耐圧も高く、特性もよいので高周波回路にはもってこいなのですが、部品単価が高いのであまりおもちゃには使われないみたいです。世間一般ではセラミックコンデンサーを使うってことですね・・・
しかし調整用に普通のトリマー使うなんて・・・HFのプリアンプじゃないってのに・・w
そして今回は手持ちの部品を用いて・・・
PUMAのブースターによく使われる5pF程度のエアバリコンとチップコンデンサー(これはPJシリーズに使うやつ)を使ってみました。実際にはバリコン位置が最大容量より少し手前で最大パワーが得られましたのでこれで良しとします。
一応20Wブースターですが、17W程度得られていれば十分でしょう。ってかこんなものでしょう。熱ダレもさほどなく、いい感じですが、耳連動ってのがいかにも・・なんですよね。本当にお出かけセット程度しか使い道ないようなw
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