前回の飯舘村でのサンプリングは訪問というより立ち寄りに近いものがありました。今回は真剣(マジと読む・・古い漫画にありましたね)に飯舘村の南側半分を地元の方のご協力を得て回ってみることにしたのです。飯舘村レポートは細かく書いてみたいと思ってます。つまり、一気に書き上げることは無理です。
加筆するか新たな記事にするかはわかりませんが、更新時はTwitterで自動レポートされますのでご参照頂ければと思います。
さてまず見て頂きたいのは前回の郡山市周辺の説明でも使ったストロベリーリナックスで購入したガイガー2号くん。これはUSBケーブルで接続し、シリアルから情報を得ることができます。ただ放射線検出時のカウント表示になりますのでアプリケーション側で細工が必要です。
メーカーが用意しているソフトの場合、時間経過とともに見づらくなります。そこでニコ生リスナーのYukii氏(http://com.nicovideo.jp/community/co252526)の仕事の合間に作って頂いたソフトを使ってます。ただ残念なことに東京では普段あり得ない数値である150cpmという部分を天井にしてしまったため、線量の多い地域では・・・これもそれだけ凄いという事がわかると思います。
それではガイガー2号くんの収集データーの説明からです。
2011.05.15 飯舘村で電源をON→帰宅途中まで
電源を入れ、アプリを起動し、接続を開始して・・・・そう、最初からグラフは天井を突き破ってしまいました。この時、電離箱サーベイメーターでは車内計測で3μSv/hだったと思います。車外持ち出し時は当然これより高くなってます。
ご協力頂いた方については次の記事あたりでご紹介しようと思います。当然ながら被害者であるわけで、紹介した事により役所からの何らかの圧力があった場合は全力で糾弾しますので宜しくお願いしますw 飯舘村役場の方々・・もっと怒りなさい!感情を全面に出しなさい! 福島の方々は私から言わせれば優しすぎます。被害者ぶっているのではなく、現実・・線量による必要以上の被爆を強いられているのです。マスコミが騒がないなら我々個人が結束して騒ぎましょう。とにかく今の状況、気持ちは必ず記録に留めておいて下さい。きっと役に立つ日がくると思います。
と、どうも現場を何度も見てしまうと感情移入するというか、国のやってきた事、今やっている事、役所の縦割り連携が薄い昔からの体質等々・・政権変わってもあんま変わらなかったのかも知れないですね。国民としてちょっと残念です。一応期待してみたんですよw 心の中だけですが^^;
1.隣の川俣町とは天国と地獄の違いがある
私が車中泊をした場所、そこは飯舘村へ行く際に通過する川俣町という場所です。正式には”福島県伊達郡川俣町”と言います。地図で見て頂ければわかると思いますが、飯舘村どころか問題となっている浪江町、葛尾村とも隣接しているのどかでありながら近代的なショッピングセンターを有する比較的開けた地域です。
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福島市や二本松市からのアクセスは良く、国道144号線を進めば現在警戒区域で入る事はできなくなってますが、”浪江町役場”へと続いてます。また県道62号線、県道12号線を通る事で被災地域である南相馬市へと抜ける事ができるのです。
前回はR144から県道12号線を進み、南相馬市へと行きました。先月の警戒区域発動前日、浪江町役場よりR144を使い、葛尾村経由で戻りました。南北には国道399号線があり、ダッシュ村付近を抜けて飯舘村へと続いてます。
残念なのは、4月21日には通行できた道が翌日から通行止めとされたこと。町長や村長の許可あれば通行できるとの説明書きがありましたが、基本的には国の意向に逆らう事はないと思いますし、先日のNHKの取材のみ同行で許可が下りるのだと思います。NHKの三文字は例を出せば神奈川県の厚木市にある幽霊病院と噂された解体前の病院の取材でも許可が下りてました。私の取材申請は却下されましたがw NHKならなんでもOKなのかよ!と真面目に怒りを覚えた瞬間でありました。(元々NHKの体質と金に物を言わせる番組構成、鼻高々と自慢する人が多いので好きではなかったのですが・・これは民放の人々は諦めている様ですけどw)
我々個人であってもしっかりとした装備と目的で取材をするなら許可だしてくれますか?>町長様、村長様
さて本題に・・と思いましたがビデオ素材はあるものの静止画がありません。ビデオからキャプチャーしなくてはなりませんので次へと続きます
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※NICO PARU TVは個人的にニコニコ生放送、Ustream、Justine TVなどで放送をする際の名称です。
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