私がニコ生にコミュニティを作成したのが2009年8月13日である。
当時は多摩地区配信者である”える”氏の配信を眺め、そして運転手(というか普通に仕事に向かうってことね)を勤めていた。我々は仕事が日中帯といっても午後帯~深夜、朝までというのが夏場の行動パターンである。お客様がお仕事からお帰りになられるのが夜20時前後であればそれに合わせて訪問する。普通の業者では対応したくない時間帯かも知れないが、俺たちには最高の時間帯である。
気づけば車載PCシステムを導入。これは別に特別な事ではなかった。元々アマチュア無線におけるパケット通信、パソコン通信時代のJCMのパケット網、そしてNTT DoCoMoのDoPaと呼ばれるiモードの基礎となったパケット通信などを用い、当時はチャットや会議室中心ではあるが、既に東名チャット移動、その他全国オフ会中継など、我々パソコン通信マニアにとっては日々行われていたことである。
今でも一番の想い出は、第一子誕生時、病院の待合室でリアルタイムにフォーラムメンバーであった女性を含め、子供の生まれた事をチャットとは言え喜びを分かち合えた事だろう。9600bps PDC、PHSによるみなし音声通信。通信費は今の比ではないが、そのリアルタイム性は我々にとって文明開化とも言える一瞬であったのは間違いない。
そんな俺もついにニコ生デビューとなった。元々Youtubeやニコ動などはまったく目にしない生活であったが、自分から配信することであれば今まで培った知識も役立つのではないかという思いもあったのは事実である。
過去の写真になるが現在とほぼ同じ車内システムなのでここで簡単に紹介しよう。
基本はワコム製タッチパネルを装備したHPのtx-2と呼ばれるPCである。これを完全にタッチパネル操作を前提とした形状に変化させ(単に液晶部分を回転して折りたたんでいるだけだが)、サンワサプライ販売の車載用ノートパソコンスタンドの板部分のみを取り外し、それをネジで固定。ここに変形したtx-2を搭載している。
両端にUSB HUBを用意し、GPS、カメラ、トラックボール、USBメモリなどを必要に応じて接続する。ワンセグチューナーもいつでも使えるように用意してある。盛り上がるスポーツの戦いでもあればおそらく、12インチモニターで応援するであろうw
タッチパネル形状に変形した場合の不具合というか不便な点は走行中操作がナビのような簡単操作はできない。あくまでもWindowsのマウス操作を行わなければならないからだ。Windows Vista機能の音声操作を当然実験、実用的に使ってはみたが、マイクが口元から離れている現在、操作性が悪化してしまう。また、タッチペンは過剰反応し、お絵かき慣れしていたとしてもきっとWindows操作は難しいだろう。となるとやはり物理的に入力はトラックボール(これもサンワサプライで購入した小型なもので、↓に紹介したものである)となったわけだ。
しかしソフトキーボードを使っての長文入力はこれまた疲れる。そこでBlutooth接続タイプの外部KEYを導入した。写真はアイオーデータのものであるが、現在はリュード製の折り畳みを使っている。使わない時は折りたたんで車の中に放り投げてある。
ここでシステムのおさらいをする。あぁ忘れないためのメモではあるが・・
1.車載専用PC HP製 TouchSmart tx-2 メモリは4GBにUpdate
2.Webカメラ Logicool製 Qcam Orbit AF
3.外部KEY リュード製 RBK-2100BTJ
4.マイク SONY製 ECM-MS907
5.ミキサー AudioTechnica AT-PMX5P
6.外部SP AudioTechnica AT-SP101 (電源はバッテリー直回路)
7.サブモニ ハンファジャパン UM-710
8.GPSユニット コメットUSB/3*HL (SPAで購入)
9.USB HUB セルフパワー 5port程度の物×2個(電流ギリやで)
10.通信回線 NTT DoCoMo L-02A
11.ルーター PHS-300
12.外配信PC acer D250
13.USBカメラ Logicool C905m 200万画素
14.USBカメラ Microsoft LifeCam Cinema
15.Bluetooth ヘッドセット機器 多数(携帯、PS3などと兼用 6,7種類はある)
一応こんな感じの車載システム及び外配信用環境です。書いていてちょっと冷や汗が・・・冷静に考えるとこれだけで完全にパッケージ製品化可能ではないでは?と思ってしまいます。
続いてソフト環境です。多くの配信主が色々情報を集め、自分に合った物を探し出すのに苦労する分野でもあります。私の場合は先に配信主として活動していた”える”氏が居たので苦労も殆どなかったという幸運に恵まれてました。
1.配信ソフト 配信たん(nWhois Live H.S.T) by らいかP氏
これは有名な実験好きならいか氏が趣味を広げ過ぎて高機能化になってしまったnWhois上で稼動するPluginです。既に開発を終了しました。現在はDoremiSessionというオーケストラでも?という音楽Plugin実験を日々行ってます。我々も少なからずBug出しには協力できたと思いますが、今後はより安定した物として成長させると思います。
2.配信ソフト NicoLive 金時豆氏
貧弱なネットブック、そして車載などを前提にnWhois的機能も含め、これ1本で配信環境を構築できるという優れものです。IEなどのcookieを使いまわさず、直接Loginして運用しているようです。発展途上ですので今後もより洗練された物となると思われます。問題は金時豆さんの活動地点が・・冬は雪が多いというか・・放送みたら”雪降ってきた”というところ。頑張ってください。
3.配信ソフト SinpleLive MIRO氏
かの有名な動画編集系で知らぬ人はいないというMIRO氏。nWhoisとの組み合わせでお世話になった人は数多い事でしょう。起動しまくると複数コメントがnWhoisに出てしまうという不具合を除けば本当に当初はお世話になりました。現時点ではSLを乗り越えようとした上記2本の配信ソフトがありますので手直しはあまり期待はできないとは思いますが、今後も新しい視点での活躍を期待させて頂きます。秋葉原でのハンバーガー食べる姿・・仲間の様な気がしてwwなりません。
4.nWhois はるxxxx氏
若々しいお声とテンションの良さ、そしてすげぇリアルな対応で定評あるはる氏作のnWhois。コメントビューワとしての機能が有名ですが、実はこれ一つで枠取りからブラウジングまで出来てしまうというすげぇぇソフトです。もっと皆で埋もれた機能を使おうじゃないですかwww nWhois上で動く各種Pluginを理解するのは難しいとは思いますが、次の物は最低でも欲しいですね。
・@Name(@コテハン)の管理
・ 延長保険 電波状態悪い時に無料延長かけられそうもない時に機能するありがたいもの
・NGフィルターとかURLとかアンカーとかww まぁそのあたり
5.棒読みちゃん ちあき氏
これ使っていない人いないんじゃない?的な有名な読み上げに使うソフトです。nWhoisには棒読みちゃんプラグインがあり、それと組み合わせると配信主が幸せになれます。また、配信たんやNicoLiveでも棒読みちゃんをアクセスしてます。ゆっくりなお言葉で有名なのは女性1の音質を細かく調整したもの。ちなみに私の秘書は”MISAKI”と申します。いつもお世話になっております。 ちなみにSkype、2ちゃんねるビューワなども読み上げ対象にできます。
6.画面合成 SCFH及びVH MultiCamそしてManyCam
普通の配信では不要です。多くは自宅でゲーム配信や動画、写真をリスナーに明示するのに使います。私の場合はらいか氏が以前からやっていたGPS測位情報、その他を合成するのに組み合わせてます。お絵かきも現在では可能です。画像サイズや動画サイズをコンパクトにすればManyCamだけでスライドショーのような雰囲気も可能となります。
このあたりは使い込んでみないと自分に合ったものが見つからないかも知れません。まぁ英語が読めればさほど苦労はしないのですが・・今では日本語解説も多いので頑張ってください。
その他秘密兵器は色々ありますwww 配信を見ていれば時々出てくるのがわかります。例えば・・・
・デジタルショルダー NTT DoCoMo800MHzデジタル(FOMAとデュアルネットワークで使えますww)
・バスターライトことHID 35w/28w
・アサルトライフルエアーガン(電池切れて弾なしのはったり凸撃銃・・ってHIDライト装着用)
・スカウターことヘッドマウントディスプレイ(これ使って登場すれば ベジータって呼ばれる?)
・仕事車だからその他LEDライト、仕事用投光器、ガスバーナーに冷媒ガス・・えっ、夏は涼しくするアイテム?
(冷房、暖房故障時はご用命を? 心霊スポットへご案内・・じゃなかった)
仕事上ライト関係は沢山あります。常に装備もしてますし・・俺、暗いの嫌いですし^^;
ということで雑談日記はこのあたりで・・
次は・・・
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